浄土宗の大本山善導寺をご紹介します。

善導寺は、正しくは、井上山光明院善導寺(せいじょうざんこうみょういんぜんどうじ)と申します。

九州は福岡県久留米市にございます。

善導寺は九州の地の浄土宗、念仏の根本道場として、幾度かの盛衰を経て今日(こんにち)にいたります。

善導寺は浄土宗の第二祖 聖光上人(しょうこうしょうにん)が開かれたお寺です。

もとは、井上山光明寺(せいじょうざんこうみょうじ)と申していましたが、聖光上人が善導大師像を光明寺にお迎えになられてからは、井上山光明院善導寺と称されるようになりました。

御詠歌は

吉水(よしみず)の 流れ大きく 千歳川(ちとせがわ)  ひろめ給(たま)いし 鎮西国師(ちんぜいこくし)

鎮西国師とは、聖光上人のことです。

鎮西とは、九州のことです。九州出身の聖光上人は、鎮西上人とも呼ばれていました。

国師とは、天皇から贈られる称号です。

聖光上人は「大紹正宗国師」(たいしょうしょうじゅうこくし)号を頂いています。