大本山 鎌倉の光明寺の紹介です。
正しいお名前は、天照山蓮華院光明寺(てんしょうざんれんげいんこうみょうじ)といいます。
創立は、鎌倉時代の寛元元年(1243年)と伝えられています。
寺を開かれたのは、浄土宗第三祖 良忠上人です。
「光明寺」というお寺は、多くございます。(大本山 金戒光明寺など)区別するために、「鎌倉の光明寺」と呼ばれています。
鎌倉時代に建てられたからではなく、神奈川県鎌倉市の地に建てられているから、「鎌倉の光明寺」です。
御詠歌は、
出ずる(いずる)日も入る(いる)日もともに
南無阿弥陀仏 仏の光うけぬ日ぞなき
「鎌倉の光明寺」は関東における念仏修行の根本道場として、後土御門天皇より、「関東総本山」の称号を下賜され、国の安寧と平和を祈る「勅願所」とされました。
現在、浄土宗で勤められている「十夜法要」の発祥のお寺でもございます。
※江戸時代になりますと、「関東十八檀林」の筆頭とされ、念仏信仰と仏教研鑽の根本道場として、隆盛しました。
「関東十八檀林」 檀林とは僧侶の修行道場と学問の研究所のことです。十八檀林とは、江戸時代に幕府より正式に認められた浄土宗僧侶の修行道場と学問所がある十八のお寺のことです。