和尚のひとりごと「伝道掲示板102

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朝(あした)には紅顔(こうがん)ありて
夕(ゆうべ)には白骨となれる身なり

人間のはかなきことは老少不定(ろうしょうふじょう)のさかひなれば、誰(たれ)の人も早く後生(ごしょう)の一大事を心にかけて、阿弥陀仏(あみだぶつ)を深く頼みまゐらせて、念仏申すべきものなり。
あなかしこ、あなかしこ。
                                 「白骨の御文(おふみ)」より


浄土真宗本願寺八世となった蓮如上人は宗祖の教えを民衆にわかりやすく説くために数多くの御文章(ごぶんしょう)を残している。
人の命の儚さほど、無常を実感させてくれるものはないかも知れない。

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この御文が書かれた山科本願寺の蓮如上人御廟所