和尚のひとりごと「伝道掲示板113

 muryou

無量億劫(むりょうおっこう)にも値(あ)ひ難く見奉(みたてまつ)り難し
猶(なお)霊瑞華(れいずいけ)の時々に乃ち出(い)づるが如し
『無量寿経』より

大悲をもって道を説き給う仏の世に出でたるに出会えることが
稀にみる僥倖であることを譬えていう

浄土宗の法然上人は教法に出会えた喜びをこのように残した。
釈尊の在世(ざいせ)に遇わざる事は悲しみなりといえども、教法流布(きょうぼうるふ)の世に遇う事を得たるは、これ悦(よろこ)びなり。譬えば目(め)しいたる亀の、浮き木(うきぎ)の穴に遇えるがごとし。
「登山状」より

『優曇華(うどんげ)』

千年に一度花を咲かすといわれる『優曇華(うどんげ)』