和尚のひとりごと「伝道掲示板344」
”貪りの心は、満足を得たいから
瞋(いきどおり)の心は、満足が得られないから
愚かさは不浄なる思考から生まれる。
貪りは罪の度合いが少ないが、それから離れるのは容易ではない。
瞋は罪の度合いが大きいが、それから離れるのはたやすい。
愚かさは罪の度合いも大きい上に、それから離れることも容易ではない。
そうした中で、自分の気に入るものを見知った場合には
それについて正しい思いを凝らし、
もし気に入らないものを見た場合には、悲しみの心を育て
常に正しい留意して、貪瞋痴という煩悩の炎を消さねばならない”
貪・瞋・痴は人間の心が宿す最も根本的な煩悩であるという。
合掌