和尚のひとりごと「伝道掲示板358

kokoro1

”器に入れられた水が沸き立っていれば
その水面に自らの顔をありのままに映すことは困難であろう。
同様に、人の心が瞋恚(いかり)に曇らされていれば
ありのままの姿を見ることはし難い。

また水面に苔が浮かび、浮草があれば
自らの顔をそのありのままに映すことは難しい。
同様に、人の心が愚かさや疑いで満たされていれば
物事をその姿のままに見ることはし難い。”