No648「伝道掲示板393」 2021年7月21日 和尚のひとりごと「伝道掲示板393」 ”師曰わく。私は怒ることなく、心の頑なさを克服した。マヒー河の岸のほとりに一夜の宿りをなす。我が小屋を覆っていたものは剝ぎ取られ、炎の如く貪り欲する心も消えてしまった。天の神よ、もし望むなら、雨を降らせるがよい。 私の筏は組まれ、よく整えられており、既に私はその筏で激流を渡り終えた。彼岸に達した私にはもはや筏は不要である。さあ天の神よ、もし望むなら、雨を降らせるがよい。”『スッタニパータ』より