和尚のひとりごと「伝道掲示板393

waga

”師曰わく。
私は怒ることなく、心の頑なさを克服した。
マヒー河の岸のほとりに一夜の宿りをなす。
我が小屋を覆っていたものは剝ぎ取られ、炎の如く貪り欲する心も消えてしまった。
天の神よ、もし望むなら、雨を降らせるがよい。

私の筏は組まれ、よく整えられており、既に私はその筏で激流を渡り終えた。
彼岸に達した私にはもはや筏は不要である。
さあ天の神よ、もし望むなら、雨を降らせるがよい。”
『スッタニパータ』より