和尚のひとりごと「伝道掲示板462」
”闇より闇に赴く人とは
それは身分卑しき家に生まれ、貧しく生活し
身体における行ないに、言葉に、思いに悪しき業を繰り返し
死して後も悪しき境遇に赴く人のことである。
闇より光に赴く人とは
それは身分卑しき家に生まれ、貧しく生活しながらも
身体における行ないに、言葉に、思いに善き業を重ね
死して後には善き境遇に赴く人のことである。
光より闇に赴く人とは
高貴な家に生を受け、生まれながらに幸福を手にしながらも
身体における行ないに、言葉に、思いに悪しき業を繰り返し
死して後には悪しき境遇に赴く人のことである。
光より光へ赴く人とは
高貴な家に生を受け、幸福な生活を送りながら
身体における行ないに、言葉に、思いに善き業を重ね
死して後には善き境遇に赴く人のことである。”
『相応部経典』コーサラ相応より