和尚のひとりごと「伝道掲示板539」
悪を行い、それを隠し
どうか誰にもわたくしのしたことが悟られぬように
と隠し事をする人
このような者が賤しき人であると知れ。
かつて饗しを受けながら、自ら客を招く段になると返礼をせぬ人
このような者が賤しき人であると知れ。
バラモンや道の人、もの乞う人たちに嘘をつき騙す人
このような者が賤しき人であると知れ。
食すべき適切な時間となっても
バラモンや道の人を罵り、食を施さぬ人
このような者が賤しき人であると知れ。
この世の迷妄にどっぷり浸かり、僅かなものを欲しいばかりに
事実に違うことをしゃべる人
このような者が賤しき人であると知れ。
自らを褒め称え、他人を軽蔑し
慢心のあまりに下劣な存在となっている人
このような者が賤しき人であると知れ。
『スッタニパータ』より