和尚のひとりごとNo867「一紙小消息17」

【原文】
受け難き人身を受けて、遇い難き本願に遇いて、発し難き道心を発して、
離れ難き輪廻の里を離れて、生まれ難き浄土に往生せん事、悦びの中の悦びなり。

【意味】
今、得難い人としての境遇を受け、出遭い難い仏の本願の教えに出遭い
ついに仏の道を求める心を起こし、離れ難い生死輪廻の境涯から離れて
生まれ難い浄土に往生することができます。
これはまさしくこの上ない悦びなのです。