和尚のひとりごと「伝道掲示板328

『釈尊の言葉その24』

釈尊はある居士(在家信者)に次のように教え諭した。

”居士よ
欲望は干し草でできた松明に似ている。
その松明を手に、風に向かって進もうとするが如くである。
居士よ、そなたはどのように思うだろうか?
もしその者が速やかに火がついた松明を手放さないならば
やがてその火が彼の手を焼き、腕を焼き
ついには身体そのものを焼くことになるだろう。
そして死の苦しみを味わうことになる。
だからこそそなたは、世俗的な利得への執着を離れ
それを滅ぼさなければならないのである。”

 合掌