和尚のひとりごと「伝道掲示板484」
”愚かな者が一生涯をかけて賢者に仕えたところで
真理(まこと)の法(のり)を悟ることなど出来はしない。
匙が汁の味を知ることが出来ないのと同じである。
賢き者がただ一瞬だけでも賢者に仕えれば
真理(まこと)の法(のり)を悟ることが出来る。
あたかも舌が汁を味わうことが出来るが如くである。
愚かな者が愚かであり続けるならば
一生涯かけても覚った者の説く真理を悟ることは出来ない。
賢き者がただ一瞬だけでも賢者に仕えれば
その真理の法を悟ることが出来るであろう。”
『ウダーナヴァルガ』より