和尚のひとりごと「伝道掲示板504」
”愛おしく喜ばしい五つの感覚の対象を捨て
信念をもって家を出て、苦しみに終わりを告げる者となれ。
善き友と交わり、人里離れた静かな処にて寝起きし
食べるものに節度を知れ。
身にまとうものと、施しの食と、わずかな特別な品と、寝起きする場所
こういったものに対して欲を起こしてはならぬ。
生活の戒めに準じ、五つの感覚器官を抑制し、自分自身の身体を観察せよ。
心より世界を厭い嫌う者となれ。
愛欲があればすべて浄らかに見える。
そのような外見から離れて、それは浄らかならざるものであると観察して
静かに精神を統一せよ。”
『スッタニパータ』より