和尚のひとりごとNo139「大仏」
心の旅 浄土宗8大総大本山巡りの旅にて、浄土宗高徳院の鎌倉の大仏さま、大本山鎌倉の光明寺に参拝してきました。
鎌倉の大仏さま、大きいですね、遠くからでも存在感があり引き付けられます。また中を拝見することができ貴重な体験をさせていただきました。
大仏さまは、鎌倉をはじめ、奈良の大仏さま、飛鳥の大仏さまと日本全国に大仏さまがたくさんいらっしゃいますが「大仏」というお名前の仏さまではありません。
鎌倉は、阿弥陀さま、奈良は毘盧遮那仏さま、飛鳥は、お釈迦さまです。
大仏というのは、「大きい仏像」のことです。
仏像は立像で一丈六尺(約4.85m)坐像は半分が基本の大きさで、これよりも大きい仏像を大仏といいます。
(この定義あてはまらない大仏さまもいらっしゃいます。)
一丈六尺の大きさは、仏さまが衆生(私たち)を助けるために、この世に現れるときの大きさだといわれています。(岩波仏教辞典より)
日本以外の国の大仏さまは、石仏が多く、インド スリランカから東南アジアにかけては、お釈迦さまと弥勒菩薩さまが多く、中国では、隋時代より前は、お釈迦さま、弥勒菩薩さま後からは、お釈迦さま 阿弥陀さまが多いようです。
皆さまも、大仏さまに参拝されてはいかがでしょうか。