和尚のひとりごと「伝道掲示板528

20211223

”どこにあろうとも、汝に恐怖が起こったならば
身に戦慄が走ったならば、身の毛もよだつ思いをしたならば
我を憶念せよ
釈迦族より出た尊き師は敬われるべき人であり
完全なる悟りを開いた人であり
ブッダとなられた人であると
そうすれば恐怖が起ころうとも
戦慄が走ろうとも、身の毛もよだつ思いが過ぎろうとも
それらは取り除かれるであろう。

もし我を憶念できないならば
法を憶念せよ
法は師によりて善く説かれしものであるから

もし法も憶念できないならば
尊き修行者たちの集いを憶念せよ
もし汝が「僧」を憶念するならば
恐怖が起ころうとも
戦慄が走ろうとも、身の毛もよだつ思いが過ぎろうとも
それらは取り除かれるであろう。”
『相応部経典』帝釈相応より