伝道掲示板

和尚のひとりごと「伝道掲示板470

20211018

”人は恐怖故に権力者の暴言を許す。
人は争いを避ける為に仲間の無礼を受け入れる。
しかし自分よりも劣った者の妄言を許す人がいれば
それこそが最上の忍耐であり
このような人こそがまことの聖者と呼ぶに相応しい。”
『ウダーナヴァルガ』より

和尚のひとりごと「伝道掲示板469

syxtukeha 1

世にも尊き師よ
もし女性がいたらどのように対処すれば宜しいでしょうか?

”見るな
アーナンダよ。”

もしその姿が目に入ってしまった時はどうすれば宜しいでしょうか?

”話しかけるな
アーナンダよ。”

もし話しかけてしまったらどうすれば宜しいでしょうか?

”そのような時には慎みを保て。”
『大般涅槃経』より

和尚のひとりごと「伝道掲示板468

oiwpmatuna 1

”老いさらばえていくその前に
戒めをよく保つのは善きことである
信心を確固たるものとすることは善きことである
それで得られる明晰な智慧は宝であり
福徳はいかな盗賊もそれを奪い去ることが出来ない”
『相応部経典』より

和尚のひとりごと「伝道掲示板467

nyorai 1

悪魔が釈尊に言った。
「他者に教えを説いても益はない。
何故ならば、説かれた教えが称賛の的になっても
あるいは反対されても
いずれにしても執着が生ずるからだ」

釈尊はそれに答えて仰った。
「この上ない正覚を得た私が他者に教えを説くのは
他者の為を思う慈悲の心からである。
汝の言うような称賛や反論から
既に私は超越しているのだ」
『相応部経典』悪魔相応より

和尚のひとりごと「伝道掲示板466

tennyoame 1

麗しい旋律のままに
天は雨を降らせる
しかるに私の庵は見事に覆われ
風を防ぎ、安楽である
勤め励む者として私はそこに安住する
天よ
雨を降らさば、降らせよ
『長老偈』ヴァッリヤ長老の詩偈より

和尚のひとりごと「伝道掲示板465

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粗雑に葺かれた屋根からは
雨風が吹きすさぶ
よく整えられていない心に
情欲が染み入ることはかくの如し

念入りに葺かれた屋根からは
雨風が漏れ入ることがないように
よく整えられた心には
情欲が入り込む余地はない
『ダンマパダ』

和尚のひとりごと「伝道掲示板464

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世界は無明によって覆われている。
世界は貪りと怠惰のゆえに色褪せ、光衰えている。
そして苦悩こそが世界における大いなる恐怖である。
このように私は説くであろう。
『スッタニパータ』

和尚のひとりごと「伝道掲示板463

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”他人を罵らず、害せず、戒めについて己をよく保ち
食については適度な量を知り
人気のない場所で独り眠り、坐り
心に関して勤め励むこと
これが諸仏の教えである。”
『ダンマパダ』より

和尚のひとりごと「伝道掲示板462

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”闇より闇に赴く人とは
それは身分卑しき家に生まれ、貧しく生活し
身体における行ないに、言葉に、思いに悪しき業を繰り返し
死して後も悪しき境遇に赴く人のことである。

闇より光に赴く人とは
それは身分卑しき家に生まれ、貧しく生活しながらも
身体における行ないに、言葉に、思いに善き業を重ね
死して後には善き境遇に赴く人のことである。

光より闇に赴く人とは
高貴な家に生を受け、生まれながらに幸福を手にしながらも
身体における行ないに、言葉に、思いに悪しき業を繰り返し
死して後には悪しき境遇に赴く人のことである。

光より光へ赴く人とは
高貴な家に生を受け、幸福な生活を送りながら
身体における行ないに、言葉に、思いに善き業を重ね
死して後には善き境遇に赴く人のことである。”
『相応部経典』コーサラ相応より

和尚のひとりごと「伝道掲示板461

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比丘達が集い語り合っていた。
かつて出家する前に何をして
何を得意としていたのか..
話題尽きる気配もない中、釈尊が仰った。

”比丘たる者が集う時にすべきは次の二種のみである。
ひとつは法について語ること
もうひとつは語らずに沈黙を守ることだ。”
『小部経典』より