和尚のひとりごと「伝道掲示板271」
呪願(じゅがん)
釈迦の誠の教え、声聞乗・縁覚・菩薩の道を歩む賢者たち
ならびに目連尊者にこうべを垂れ敬礼いたします。
我は今まさにそれらの教えを承けることにより親の恩に報いて
慈悲心を奮い起こして仏徳を讃え奉らんと願います。
施主のために願意を述べる為に、盂蘭盆会の表白に続き唱える。
盂蘭盆会(うらぼんえ)は旧暦7月15日を中心とした時節、亡者の精霊を祀るために行われる。
盂蘭盆とはウランバーナ(倒懸)のこと。
時に雨安居の終り、母を逆さづりの苦しみから救わんと志した目連尊者の物語が幾つもの経典で伝承されている。