伝道掲示板

和尚のひとりごと「伝道掲示板222」

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諸悪莫作
衆善奉行
自浄其意
是諸仏教

諸々の悪をなすことなく
もろもろの善き行いを行ずること
そして自らのこころを浄めること
これが諸々の仏たちの教えである

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和尚のひとりごと「伝道掲示板221」

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年くれぬ春来(く)べしとは思(おも)ひ寝(ね)にまさしく見えてかなふ初夢
一年の始まりの立春に西行法師は春の到来を夢見た
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和尚のひとりごと「伝道掲示板220」

20210104

御念仏は万徳が帰するところ
その最たるは本願力なり

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和尚のひとりごと「伝道掲示板219」

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その一念に全てが込められるならば
仏の名号を称ることこそ最上なり

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和尚のひとりごと「伝道掲示板218」

1230

『首楞厳経』は禅法にのっとり悟りの要諦を説いている。
”仏性は、実にもっともすぐれた人間の特質である…
ただこの仏性を知ることを尊いとする…”
すべての人間が等しく黄金にも譬えられる仏性を持っている。
見えないけれども必ず仏となる素質を秘めている。
この確信からしか仏道は始まらないのかもしれない。

和尚のひとりごと「伝道掲示板217」

1229

泥中の蓮華のたとえは私たちに何を教えてくれるのだろうか?
それは五濁悪世のただなかにあって高き志を保ち続ける尊さかもしれない。

和尚のひとりごと「伝道掲示板216」

1228

怒りの感情は貪(むさぼり)・瞋(いかり)・痴(おろかさ)の三毒に数えられるように
心に潜む煩悩の最たるものであった。
しかしながら私たちにはその感情が沸き起こるときに踏みとどまり
その無意味さに想いを馳せて、別の選択肢を歩むこともできる。

和尚のひとりごと「伝道掲示板215」

1227

古来より万人は理想とした”不死”とは何か
釈尊にとりそれは”心を慎み、怠けないこと”であった
「心を慎み、怠けないこと、これを甘露(不死)という。怠けて慎みがないこと、これを死という。もし怠けなければ、不死の理を体得し、もし怠ければ、つねに死への道へ赴く。」

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和尚のひとりごと「伝道掲示板214」

1226

おのれの思い通りにならないのが世の実相であるならば
その思いを制御しなければならない
釈尊が今際の際に従者阿難に残したのは自灯明 法灯明の諫めであった。
近代の学者はここに真の主体性の確立を目指す魂を見た。

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和尚のひとりごと「伝道掲示板213」
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おのれのものであるということは思い通りになるということ
諸行無常の世において思い通りになることなど何一つない
無我を拠り所とし
無所有に徹することが仏教の基本であった

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頭陀行第一と称えられた迦葉尊者像