No451「伝道掲示板222」 2021年1月6日 和尚のひとりごと「伝道掲示板222」 諸悪莫作衆善奉行自浄其意是諸仏教 諸々の悪をなすことなくもろもろの善き行いを行ずることそして自らのこころを浄めることこれが諸々の仏たちの教えである
No450「伝道掲示板221」 2021年1月5日 和尚のひとりごと「伝道掲示板221」 年くれぬ春来(く)べしとは思(おも)ひ寝(ね)にまさしく見えてかなふ初夢一年の始まりの立春に西行法師は春の到来を夢見た
No445「伝道掲示板218」 2020年12月30日 和尚のひとりごと「伝道掲示板218」 『首楞厳経』は禅法にのっとり悟りの要諦を説いている。”仏性は、実にもっともすぐれた人間の特質である…ただこの仏性を知ることを尊いとする…”すべての人間が等しく黄金にも譬えられる仏性を持っている。見えないけれども必ず仏となる素質を秘めている。この確信からしか仏道は始まらないのかもしれない。
No444「伝道掲示板217」 2020年12月29日 和尚のひとりごと「伝道掲示板217」 泥中の蓮華のたとえは私たちに何を教えてくれるのだろうか?それは五濁悪世のただなかにあって高き志を保ち続ける尊さかもしれない。
No443「伝道掲示板216」 2020年12月28日 和尚のひとりごと「伝道掲示板216」 怒りの感情は貪(むさぼり)・瞋(いかり)・痴(おろかさ)の三毒に数えられるように心に潜む煩悩の最たるものであった。しかしながら私たちにはその感情が沸き起こるときに踏みとどまりその無意味さに想いを馳せて、別の選択肢を歩むこともできる。
No442「伝道掲示板215」 2020年12月27日 和尚のひとりごと「伝道掲示板215」 古来より万人は理想とした”不死”とは何か釈尊にとりそれは”心を慎み、怠けないこと”であった「心を慎み、怠けないこと、これを甘露(不死)という。怠けて慎みがないこと、これを死という。もし怠けなければ、不死の理を体得し、もし怠ければ、つねに死への道へ赴く。」
No441「伝道掲示板214」 2020年12月26日 和尚のひとりごと「伝道掲示板214」 おのれの思い通りにならないのが世の実相であるならばその思いを制御しなければならない釈尊が今際の際に従者阿難に残したのは自灯明 法灯明の諫めであった。近代の学者はここに真の主体性の確立を目指す魂を見た。
No439「伝道掲示板213」 2020年12月24日 和尚のひとりごと「伝道掲示板213」 おのれのものであるということは思い通りになるということ諸行無常の世において思い通りになることなど何一つない無我を拠り所とし無所有に徹することが仏教の基本であった 頭陀行第一と称えられた迦葉尊者像