No404伝道掲示板182」 2020年11月19日 和尚のひとりごと「伝道掲示板182」 苦しみ悩みの原因となるあらゆる世俗から離れようとする出家者の理想 ブッダ自身もまたそのような生き方を体現した。 『スッタニパータ』は最古層に属する経典仏教者が指針とすべき珠玉のことば。
No403伝道掲示板181」 2020年11月18日 和尚のひとりごと「伝道掲示板181」 前回に続き『随聞記』より“依行せば必ず証を得べきなり”このように続く。 思い煩うことなかれ自らを卑下することなかれむしろそのような暇(いとま)さえないことを自覚し歩み出すべし
No402伝道掲示板180」 2020年11月17日 和尚のひとりごと「伝道掲示板180」 今この身を以て仏道を行ぜしなば、いつ始めるというのか自らの機根を卑下することに終始し一向に道を歩もうとしないことに対する諫め。まずは一歩踏み出すこと。『随聞記』は孤雲懐奘が師のことばを記録したもの。 日本達磨宗で入道しのち道元の門下に入った。 懐奘禅師
No401「伝道掲示板179」 2020年11月16日 和尚のひとりごと「伝道掲示板179」 徳川氏の家臣であった鈴木正三は42歳のときに曹洞宗で出家世俗において行ずる仏法をわかりやすく説いた。その教えは自由で闊達である。“南無阿弥陀仏と念仏を唱えるのもよし、座禅をしてみるのもよし..”
No399「伝道掲示板178」 2020年11月14日 和尚のひとりごと「伝道掲示板178」 再びダライ・ラマのことば幼子がやがて長じて育て親にたいして限りない愛と感謝の気持ちをもつように私たちは母なる大地に対して同様の心を持っているだろうか?未だ私たちは生まれて間もない幼子に等しいのかもしれない..
No397「伝道掲示板176」 2020年11月12日 和尚のひとりごと「伝道掲示板176」 仏による善き行為と悪しき行いの定義絶対者が善悪を決めるのではない何よりも自身のためにならないことこそが”悪”でありそれによって相応の報いをうける自らの行為に責任をもつこと自らを正面から引き受けることそこから仏道の歩みが始まる
No396「伝道掲示板175」 2020年11月11日 和尚のひとりごと「伝道掲示板175」 “衆生本来仏なり、水と氷の如くにて、水を離れて氷なく、衆生の外に仏なし、衆生近きを知らずして、遠く求るはかなさよ、縦令ば水の中に居て、渇を叫ぶがごとくなり、長者の家の子となりて、貧理に迷うに異ならず”最後は“当処即ち蓮華国、この身即ち仏なり”と結ばれる。
No395「伝道掲示板174」 2020年11月10日 和尚のひとりごと「伝道掲示板174」 同じく『随聞記』にはこのようにもある。“人々皆な仏法の器なりかならず非器なりと思うことなかれ依行せば必ず証を得べきなり”正しき仏道を求め、それを自らの歩む道とした道元禅師のことば。
No394「伝道掲示板173」 2020年11月9日 和尚のひとりごと「伝道掲示板173」 いずれにしても今も昔も本来無一物に徹することは容易ではない.. 風外慧薫は江戸期の曹洞宗僧侶。 風外慧薫画「達磨図」