和尚のひとりごとNo109「法然上人のご命日」

 

年が明けて一月に入りました。世間一般では、一月は正月 十日戎 成人式がある月ですが、お寺さんは、「寒行」と呼ばれる修行をする月です。

 

「寒行」とは、文字どおり寒さに耐え忍んで修行する事です。

修行は、宗派や地域によって様々です。

玉圓寺も「寒行」を、お勤めします。近隣の浄土宗のお寺さんと一緒に托鉢行脚の修行をいたします。

 

又、浄土宗にとって一月は特別な月になります。一月二十五日は法然上人のご命日になります。

和尚のひとりごとNo28でご紹介させて頂きましたが、法然上人の年忌法要は御忌(ぎょき)として、四月にお勤めさせて頂いています。

 

浄土宗檀信徒の皆様も一月二十五日には、お仏壇(一般的な浄土宗のお仏壇は、正面中央に阿弥陀様、正面右に善導大師、正面左に法然上人がお祀りされています。)の法然上人に手を合わせて、南無阿弥陀佛とお念仏をお称えしましょう。