和尚のひとりごと「伝道掲示板281」

禮塔回向文

『六十華厳』より。

仏塔を礼するときに唱える偈文。
仏塔は仏舎利を収める塔であり、仏の身体そのものを象徴する。
初期の仏教では仏の似姿を造形することは避けられ、仏舎利を収めた仏塔こそが崇敬の対象であった。
釈尊滅後、その遺骨は八当分されて奉納され、さらに後のアショーカ王によって再分配され、各々の仏塔に収められたという。

曰く
願わくは仏塔を礼することにより
衆生、仏の如く仏道を究めんことを..

合掌