和尚のひとりごと「伝道掲示板349

『釈尊の言葉その44』

”アーナンダよ、そなた達はあるいはこのように考えるかも知れない。
「教えを説かれた我らが師は既にこの世を去った。
既にここにはおられないのだ」と。
しかしこのように思ってはならぬ。
かつて私がそなた達に説き示した教え、
心がけるべき生き方、それこそが私がこの世を去ったのちのそなた達の師となるのである。

ではそなたたちに告げよう。
諸々の事象は移ろいゆく慣わしである
怠るな、そして為すべき修行を完成させよ。”

釈尊は息を引き取る直前にこの言葉を残された。

合掌