No740「伝道掲示板473」 2021年10月21日 和尚のひとりごと「伝道掲示板473」 ”愚かな者ども彼らは荒々しき言葉で相手を負かしているつもりであろう。しかし真理を悟った者が他者よりの誹謗に耐えしのぶならば彼こそがまことの聖者である。 怒りに対して怒りで対する者はより一層の悪事を為したことになる。もし怒りに対して怒りを返さないならば勝ち難い戦に勝利したことになる。”『相応部経典』婆羅門相応より
No739「伝道掲示板472」 2021年10月20日 和尚のひとりごと「伝道掲示板472」 ”まるでうら若く美しい女の如くこの醜悪な肉体は飾られている。それは愚かな者どもを騙すことが出来ようがその身体が永久に美しくあることは出来ない。明らかな智慧を持った者はそれに執着することは決してない。”『ウダーナヴァルガ』より
No738「伝道掲示板471」 2021年10月19日 和尚のひとりごと「伝道掲示板471」 火は実にあらゆる状態の薪から生ずる。このようにたとえ卑しき家柄の出であっても確固たる心を持ち、聖者としての道を歩み恥を知り慎んでいるならばやがて高貴な人となるであろう”『スッタニパータ』より
No737「伝道掲示板470」 2021年10月18日 和尚のひとりごと「伝道掲示板470」 ”人は恐怖故に権力者の暴言を許す。人は争いを避ける為に仲間の無礼を受け入れる。しかし自分よりも劣った者の妄言を許す人がいればそれこそが最上の忍耐でありこのような人こそがまことの聖者と呼ぶに相応しい。”『ウダーナヴァルガ』より
No736「伝道掲示板469」 2021年10月17日 和尚のひとりごと「伝道掲示板469」 世にも尊き師よもし女性がいたらどのように対処すれば宜しいでしょうか? ”見るなアーナンダよ。” もしその姿が目に入ってしまった時はどうすれば宜しいでしょうか? ”話しかけるなアーナンダよ。” もし話しかけてしまったらどうすれば宜しいでしょうか? ”そのような時には慎みを保て。”『大般涅槃経』より
No735「伝道掲示板468」 2021年10月16日 和尚のひとりごと「伝道掲示板468」 ”老いさらばえていくその前に戒めをよく保つのは善きことである信心を確固たるものとすることは善きことであるそれで得られる明晰な智慧は宝であり福徳はいかな盗賊もそれを奪い去ることが出来ない”『相応部経典』より
No734「伝道掲示板467」 2021年10月15日 和尚のひとりごと「伝道掲示板467」 悪魔が釈尊に言った。「他者に教えを説いても益はない。何故ならば、説かれた教えが称賛の的になってもあるいは反対されてもいずれにしても執着が生ずるからだ」 釈尊はそれに答えて仰った。「この上ない正覚を得た私が他者に教えを説くのは他者の為を思う慈悲の心からである。汝の言うような称賛や反論から既に私は超越しているのだ」『相応部経典』悪魔相応より
No733「伝道掲示板466」 2021年10月14日 和尚のひとりごと「伝道掲示板466」 麗しい旋律のままに天は雨を降らせるしかるに私の庵は見事に覆われ風を防ぎ、安楽である勤め励む者として私はそこに安住する天よ雨を降らさば、降らせよ『長老偈』ヴァッリヤ長老の詩偈より
No732「伝道掲示板465」 2021年10月13日 和尚のひとりごと「伝道掲示板465」 粗雑に葺かれた屋根からは雨風が吹きすさぶよく整えられていない心に情欲が染み入ることはかくの如し 念入りに葺かれた屋根からは雨風が漏れ入ることがないようによく整えられた心には情欲が入り込む余地はない『ダンマパダ』
No731「伝道掲示板464」 2021年10月12日 和尚のひとりごと「伝道掲示板464」 世界は無明によって覆われている。世界は貪りと怠惰のゆえに色褪せ、光衰えている。そして苦悩こそが世界における大いなる恐怖である。このように私は説くであろう。『スッタニパータ』