和尚のひとりごとNo869「一紙小消息18」

【原文】
罪は十悪五逆の者も生まると信じて、少罪をも犯さじと思うべし。
罪人なお生まる、況や善人をや。

【意味】
罪については、十悪や五逆の重罪を犯した者でさえも往生できるのだと信じながら
私は些細な罪さえも犯すものか、と自らいさめるようにしなさい。
罪を犯してしまった人でさえも往生できるのです。
ましてや善い行いを心がける人については言うまでもありません。