和尚のひとりごと「伝道掲示板330」
”釈尊が拘薩羅(コーサラ)国王に仰った。
日常の政務に忙殺されている場合ではない。
東西南北の四方から巨大な山がこちらに向かって迫ってくる。
まさに世の終わりが来んとしているのである。
もしそのようなときが来たら、そなたは何をするのか?
国王が答えて云わく
そのような時には
ただ残り少ない生命ある限りに
善き行いをして、功徳を積むよりほかにないでしょう。
釈尊云わく
その通りである。
王よ、今まさにそなたに老いと死の危機が迫り来たっているのだ。
そのような事態においてこそ為すべき事柄をなせ。”
合掌