和尚のひとりごと「伝道掲示板507」

20211129

”孤独のなかで梵行に勤しんでいたときには
彼は賢者である、と称賛され
のち淫欲にふけるようになれば
自ら愚者となって悩むようになる。

聖者はこのように災いあることをよく知り
淫欲の交わりにふけってはならぬ。

俗事を離れ孤独であれ
これこそが聖者にとって最上のことである。
またここに留まってはならぬ。
彼はただ真の安らぎに一歩近づいたのみであるから。”
『スッタニパータ』より