No748「伝道掲示板480」 2021年10月29日 和尚のひとりごと「伝道掲示板480」 善き友と交わることこそ肝要であるとかつて釈迦は仰っていた。ある時、仏弟子アーナンダは申し上げた。「世尊よ 我々が善き友とともにあれば既に為すべき道の半ばを為し終えたと言えるのではないでしょうか?」 師は答えた。「アーナンダよそのように考えるべきではない。善き友とあることは仏道の半ばではなく全てである。人は私と共にあることにより老いさらばえてゆく身でありながら老いから自由になる事ができるのだ」『相応部経典』道相応より
No747「伝道掲示板479」 2021年10月28日 和尚のひとりごと「伝道掲示板479」 ”思慮深き人は島(よるべ)を作れいかなる激流もその島を押し流すことの出来ぬような奮起せよ努め励み自己を制せよ”『釈迦の言葉』より
No746「伝道掲示板478」 2021年10月27日 和尚のひとりごと「伝道掲示板478」 ”他愛もない快楽取るに足らぬ楽しみを捨て去ることにより大いなる安楽を得ることが出来るのであれば心ある人はつまらぬ快楽を捨て大いなる安楽を手にするであろう。”『ウダーナヴァルガ』より
No745「伝道掲示板477 2021年10月26日 和尚のひとりごと「伝道掲示板477」 ”未来に備えてあらかじめしておくべきことを今為すべきである。もしその時がやって来て未だ為されていない事のないように。そのように準備する人はその時がやって来た時にそれを為すことができる。” 『ウダーナヴァルガ』より
No743「伝道掲示板476」 2021年10月24日 和尚のひとりごと「伝道掲示板476」 ”アーナンダよ私が死んだ後、汝はこのように思うであろう。「もう私たちの師はいないのだ」しかしそのように考えてはならぬ。かつて私が汝らに説いた教えと戒めとが汝らの師となるのだから。” 『大般涅槃経』より
No742「伝道掲示板475」 2021年10月23日 和尚のひとりごと「伝道掲示板475」 ”その肉体により、発する言葉によって心によって悪行を作す者たち彼らは自らを護っていないのである。 その肉体でもって、発する言葉によって心によって善行を作す者たち彼らは自らを護っているのである。 身を慎むことは善い。言葉を慎むことは善い。心を慎むことは善い。あらゆる事に対して慎みを保つ人は自らを護っている人である。”『相応部経典』拘薩羅相応より
No741「伝道掲示板474」 2021年10月22日 和尚のひとりごと「伝道掲示板474」 ”花摘みに夢中になる人を死がさらって行くようにあるいは眠りに沈む村を洪水が押し流していくように 花摘みがまだ終わらないうちに未だ望みを果たさぬ前に死神は彼を征服する”『ダンマパダ』より
No740「伝道掲示板473」 2021年10月21日 和尚のひとりごと「伝道掲示板473」 ”愚かな者ども彼らは荒々しき言葉で相手を負かしているつもりであろう。しかし真理を悟った者が他者よりの誹謗に耐えしのぶならば彼こそがまことの聖者である。 怒りに対して怒りで対する者はより一層の悪事を為したことになる。もし怒りに対して怒りを返さないならば勝ち難い戦に勝利したことになる。”『相応部経典』婆羅門相応より
No739「伝道掲示板472」 2021年10月20日 和尚のひとりごと「伝道掲示板472」 ”まるでうら若く美しい女の如くこの醜悪な肉体は飾られている。それは愚かな者どもを騙すことが出来ようがその身体が永久に美しくあることは出来ない。明らかな智慧を持った者はそれに執着することは決してない。”『ウダーナヴァルガ』より
No738「伝道掲示板471」 2021年10月19日 和尚のひとりごと「伝道掲示板471」 火は実にあらゆる状態の薪から生ずる。このようにたとえ卑しき家柄の出であっても確固たる心を持ち、聖者としての道を歩み恥を知り慎んでいるならばやがて高貴な人となるであろう”『スッタニパータ』より