No347「伝道掲示板134」 2020年9月24日 和尚のひとりごと「伝道掲示板134」 「一切衆生に悉く仏性あり」涅槃経にはこのように説かれる。煩悩の穢れは外からやってきたものであり心の浄らかな本性は決してけがされることはない。しかしながらその境地に至ることの何と困難なことであろうか? 大日如来坐像 運慶作
No346「伝道掲示板133」 2020年9月23日 和尚のひとりごと「伝道掲示板133」 現世は迷いの有漏路より覚りの彼岸へと歩む途上に他ならないちょっとそこらでひとやすみ雨が降ろうが風が吹こうが構うことはない稀代の禅僧はこれを詠んだが故に一休と呼ばれるようになったという。 一休禅師ゆかりの寺
No345「伝道掲示板132」 2020年9月22日 和尚のひとりごと「伝道掲示板132」 アーチャン・チャー(1918年-1992年)は、タイの東北部ウボンラーチャターニー県出身の僧。上座部仏教に関心を寄せる多くの外国人に門戸を開き、数多くの瞑想寺院を建てた。 アーチャン・チャー
No344「伝道掲示板131」 2020年9月21日 和尚のひとりごと「伝道掲示板131」 仏教の目的は己が本来なきものであることを覚ること無我の教えは必然的に利他のこころへとつながる 伝教大師が開いた京都の北嶺比叡山延暦寺
No343「伝道掲示板130」 2020年9月20日 和尚のひとりごと「伝道掲示板130」 迷いは無明(無知)から来るという。釈尊の覚りは迷いの本源に無明がることの発見であった。 空海のことばが示すのは覚りはすぐにでも手が届く場所にあるのに無明の側にいる私たちは遥か昔よりそのことを忘れてしまっているということだろうか? 空海ゆかりの風景「空海 永坂嘉光の世界」より引用させて頂きました。
No342「伝道掲示板129」 2020年9月19日 和尚のひとりごと「伝道掲示板129」 言葉に迷い、自ら発した言葉に踊らされているのが私たちの姿かも知れない有限な概念によって世界を分析することにより果たしてこの世の実相は掴めるだろうか?戯論の世界から一歩身を引いてみることで答えが見つかるかも知れない インドのブッダガヤを巡礼するダライラマ
No341「伝道掲示板128」 2020年9月18日 和尚のひとりごと「伝道掲示板128」 尊者アッサジはバラモンの青年にこのように語ったそれを聴いた青年に真理を見る眼が生じたという..後に智慧第一と称された舎利弗が仏弟子となることを決意した瞬間である。 サンジャヤの弟子だった舎利弗 目連がブッダに 帰依したといわれる王舎城 現在のラージギルの風景
No340「伝道掲示板127」 2020年9月17日 和尚のひとりごと「伝道掲示板127」 学びと修行の長い道のりの末に覚りを開かれた釈尊のことば想いの連鎖が迷いを生み、終わりなき輪廻へと続いていくそれを断ち切った釈迦族の王子のこの確信(自覚)から仏教は始まる スリランカに伝わっている貝葉ここで仏の言葉が世界で初めて書き写された
No339「伝道掲示板126」 2020年9月16日 和尚のひとりごと「伝道掲示板126」 釈迦誕生の祝いの席にて王子の将来を予言して涙した阿私陀仙(アシタ仙人)そのわけは高齢の仙人には将来の偉大なる人類の教師の教えを聴くことが叶わぬが故だった
No337「伝道掲示板125」 2020年9月14日 和尚のひとりごと「伝道掲示板125」 釈尊の言葉仏教とはどのような思想なのか?仏教は縁起を説く教えである。この世の現象が縁起によって成り立つが故に無常であり無我であるこの世界が現出する。 釈尊説法図(平山郁夫画伯)