和尚のひとりごとNo842「一紙小消息6」

【原文】
諸仏の中に弥陀に帰したてまつるは、
三念五念に至るまで、自ら来迎し給う故なり。
諸行の中に念仏を用うるは、彼の仏の本願なる故なり。

【意味】
様々いらっしゃる仏の中で、特に阿弥陀如来さまにおすがりする理由は
たった三回や五回のお念仏で迎えてくださるからです。
往生を目的とする様々な修行の中でも
特に念仏を用いる理由は、それが阿弥陀仏の本願によって誓われた行だからです。