和尚のひとりごと「伝道掲示板369」
”居士らよ、持戒者に備わる功徳には次の五つが数えられる。
第一に、財を得られること
第二に、周囲より良い評判を得られること
第三に、会合を開いたときに、何事にも動じない落ち着きを得られること
第四に、臨終の際において、精神が錯乱することを免れること
第五に、死後に今より善き境涯、つまり天界への生まれることが出来ること
以上である。”
居士(グリハパティ)とは在家の身でありながら、戒を守り、仏道を歩まんとした人たちのこと。
釈尊は在野にあっても、持戒の功徳がかくの如くであることを説いた。